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ADK卒業。そしてTwitterへ。

  • 執筆者の写真: 藤本耕平
    藤本耕平
  • 2019年4月20日
  • 読了時間: 5分

昨日で17年間通ったADKを卒業することになりました。

最終日には会社のパーティー会場で部署を超えた多くの方に温かい言葉をかけていただき、ADKでいろんな方に支えてもらっていたんだなと改めて感じました。お時間を作って来ていただき、本当にありがとうございました!

以下、ちょっと長いので読み飛ばしてもらって大丈夫です。ただ、若い人たちからどうやって若者研究をするようになったのかなど、自分のADKでのキャリアについて結構聞かれることがあるので、この機会に記しておこうと思います!興味がある方はぜひ!

2002年にマーケティングセンターに配属され、一度も異動することなく、17年間大好きなマーケティングに携わらせてもらいました。ADKでの生活は、学生の時に想像していた社会人とは比べ物にならないくらい刺激的で楽しいものでした。とても優秀な上司先輩方に囲まれて、また様々なクライアントさんを担当する機会をいただいて、毎日が発見の連続で本当に幸せ者だったなと改めて思います。

新人時代にお世話になった上司から 「耕平は、頼んだもの10に対して、私が想定していたものは5しかやらず、他の軸で15くらい返してくるような新人だった」と言われたことがありました。 たしかに与えられたものをこなすことに抵抗感を感じていて、自分ならではの軸で上司を驚かせようと必死に新しい視点を探していた記憶があります。まだまだスキルもないころだったので、その多くがむだな作業になるわけですが、それでも根気よく付き合ってくれた諸先輩方には本当に感謝してもし尽くせません。

僕の転機と言えば、上司から無茶振りされたクレジットカードがテーマのセミナーの講師でした。クレジットカード会社を担当してるからという理由でまだ4年目くらいだった僕になぜか白羽の矢が。おそらく上司や他の先輩方の都合がつかなかったからだと思います。1人数万円かかるセミナーだったので有益な情報を提供できるか、すごく不安でしたが、生来のポジティブシンキングで、なんとかなるかなと、やらせてもらうことにしました。

ただ、セミナー参加者は僕の3倍以上キャリアのあるクレジットカード会社の方々。 生半可な知識で登壇するわけにはいかない。 そこで、僕だからこそ語れて、参加者は知らないテーマはなんだろうと考えたところ、 ”若者のクレジットカード離れを食い止めるための若者攻略法” というテーマにたどり着きました。

僕が担当していたクレジットカード会社もちょうど若者攻略を意識していたというタイミングだったので、それもあってのテーマ設定でした。

テーマ設定してから3ヶ月間、業務が終わってからの作業が続きました。 「若者」という名のつく本全てを買い漁り、多分30冊くらい?を全部読み尽くして、まずベースの知識をつけてから、自分なりにそれらを体系化し、さらにどこを深掘れば自分らしい若者論が語れるか目星をつけて、そのあとはひたすら学生たちにインタビューしまくるというステップ。サークルの後輩のツテをたどっていろんな人に話を聞けました。

おかげで、セミナーも大成功に終わり、そこから若者プロジェクト作れば?という上司からのお言葉をいただき、今に至るという感じです。

あのセミナーがなかったらいまの僕はないかもしれません。 チャンスを与えてくれた上司、協力してくれた後輩たちには本当に感謝です。

それから一年後、ある程度知見がたまりそれ以上の深掘りが難しくなったタイミングで、優秀な大学生たちと一緒に若者を分析する組織「ワカスタ」を立ち上げて、若者考察を深めていきました。

ここで一緒に頑張った学生たちとの出会いは、僕にとってかけがえのない宝物です。 創設のきっかけを作ってくれた上司、メンバー集め・運営に協力してくれた大学生、本当にありがとうございました!

ワカスタも今年で7年目を迎え、社内はもちろん、学生の中での認知度も高まり、1つの組織としてうまく機能するようになって来ました。ワカスタメンバーが運営する学生向けビジコン「ワカスタビジコン」では毎年多くの学生が楽しみにしてくれる恒例行事になりました。

なにより、ここでの学生たちとの活動が僕のエネルギーの源といってもいいほど大きな存在でした。

そんなワカスタを離れるのは本当に寂しいです。ワカスタをここまで支えてくれたみんなにも申し訳ない気持ちでいっぱいです。

そんな想いから、転職することに対して、かなり悩みましたが、僕の夢を叶えるためにはここで決断することが必要だと思い、ADK卒業の道を選びました。

勝手な選択でいろんな人に迷惑をかけてしまいますが、一度の人生、悔いなく生きたいと思います。わがままをお許しください。

ただ、これからもワカスタは続きます。優秀な後輩が引き継いでくれます。 今後ともワカスタをよろしくお願いします。 僕も立場は変わりますが、ワカスタファンとして、陰ながら応援してます!頑張ってね!

次の会社は、Twitterです。 ブランドストラテジストとして、企業のブランド価値を高めるための戦略作りをしながら、今までとは違う視点で若者の研究を深めていこうと思っています。

バージョンアップした藤本耕平をみなさんに披露できるよう、新たな環境で夢中になってこようと思います。

大好きな人たちに囲まれて過ごした17年間は本当に楽しかったです。 大好きなADKに入れて幸せでした。

17年間いろんな人に支えられて今があります。

みなさん、本当にありがとう!!!!!

これからもどうぞよろしくお願いします!

 
 
 

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